ベストグループ見聞会講話集 | 平成27年9月21日東北地区見聞会①
衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第8巻より
2019年3月25日掲載
2015年(平成27年)9月21日 ベストグループ東北地区見聞会 ①
皆様、おはようございます。皆、幸せになりたいと思って一生懸命に生きています。不幸を願っている人は誰もいないのです。ただ、幸せになる方法を知っていないだけなのです。幸せになる方法が分からないのです。
真理とは「本当のこと」という意味なのですが、本当のことを知らないから、皆、苦しんでいるのです。一時的には幸せを経験するのです。体が健康で、家族に何も問題がなく、お金もそれなりにあり、この世の物が安定すると幸せと思いませんか。この世の物が安定すると幸せと思っている方がたくさんいます。しかし、そんなことは継続するはずがないのです。
「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」肉体は水の泡のようなものです。いずれ消えて無くなります。そのことをあなた方は知っていないのです。
肉体は必ず無くなるのです。しかし、多くの方はそのことを受け止めておられません。人間は病気になったら悩み、苦しみます。物質的に豊かになったとしたら、本当にそれは幸せなのでしょうか。しかし、物質的に豊かな方をよく見ると、心が豊かな方が多いと思います。ですから、心の豊かさが物の豊かさにつながるのかも知れないのです。
心が貧しい時は、ひょっとしたら物質的にも貧しいかも知れません。本当に心が豊かな方は、物質が豊かであろうとなかろうと、左右されないのではないかと思います。本当に心が豊かな方は、病気になろうがなるまいが、気にならないのです。本当に心が素晴らしい方は、たとえ医学から死を宣告されたとしても受け止められる人間になれるのです。
私は五十九歳で劇症肝炎になった時、医者から意識障害で明日か明後日の命と言われました。しかし、私は一切揺らぎませんでした。なぜなら心が豊かだったからでしょう。しかし、心が貧しい時は、三十八歳の時に医者から「あなたは少し糖尿病があります」と言われた時、病院から出てくる時は、心はよれよれでした。当時は金銭的にも物質的にもとても豊かでした。でも、心が貧しかったのでしょう。心が貧しいから、物質的に豊かでも敗れ去っていったのでしょう。本当に心が豊かな人は、物質的に豊かでなくても何ともないのです。しかし、心が豊かになると物質的にも豊かになるのです。心が豊かになれば人が支えて下さるし、よく働いて下さいます。人格が素晴らしい方は会社からも登用して頂けます。ですから、一番素晴らしいことは、人間を成長させることではないですか。
地球上には七十億の人がいます。しかし、本当に素晴らしい方は七十億のうち、何名お見えになるのでしょうか。
今、世界でも大変な方がおられます。その方々を見て心が傷むこともありますが、それがこの方々の運命だろうと思います。でも、その中から立ち上がり、真の平和を求める方は、今大変な目にあって苦しんでいる方々ではなかろうかと思います。今の日本人には真の平和を求める人は少ないと思います。なぜなら、今、日本は平和だからです。世界的に見て、日本はそんなに犯罪が多いわけでもありません。
しかしあなた方の悩みを見ると、小さなことで悩んでいます。ある方は職場の人間関係で悩んでいます。人間関係でも上手く築く方と築けない方もいるではないですか。小さなことで苦しんでいる人もいれば、それを受け止めて成長する方もいるではないですか。仕事、家族の問題、子供達の問題もあるでしょう。しかし、嫌なことから逃げる方は、もしも仕事に就いても、仕事から逃げるかも知れません。過去、仕事に何かあったら逃げていくタイプの人は、また仕事を辞めると思います。与えられた仕事を遣り通す力が大事ではないだろうかと思います。
※続きは次回更新時に掲載させて頂きます。
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